【音楽レーベルDellaインタビュー】赤ちゃんが喜ぶ音楽はどうやって生まれたのか、お話を聞いてみた!

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「心と身体にやさしい音楽」を長年提供し続けている株式会社デラは、マタニティ&キッズ向けの音楽アルバムも数多く手掛けている音楽レーベルです。音楽アルバム「赤ちゃんが喜ぶ音楽~親子でオキシトシン活性」もその作品のうちの一つです。

オキシトシンは、NHKスペシャル「ママたちが非常事態!? 〜最新科学で迫るニッポンの子育て〜」(2016年3月27日放送)で“愛情を司るホルモン”として紹介されたこともあります。最近の研究では、相手を信頼したり、愛情を深めたり、愛着を形成したりする役割があるとわかってきました。


ショップの陳列コーナーより


ベビヨリでは、0歳〜1歳のお子さんのいる読者さんの中から音楽が好きな方やオキシトシンに興味がある方を募集しました。お子さんと一緒にこのCDを聴いてもらったところ、音に反応して楽しそうな様子が見られたり、上のお子さんからは「もう一回かけて」とのおねだりがあったそう。ママ自身は「ゆったりとした気持ちでいられる」「心がほぐれる」など、4組の親子ともに好評でした。

この音楽アルバムにはどんな秘密があるのでしょうか。このCDが生まれたきっかけや、音楽がもつ力について、株式会社デラの企画・制作部の前田牧子さんにお話を聞きました。

また、音楽アルバム「赤ちゃんが喜ぶ音楽~親子でオキシトシン活性」の他に、おすすめの音楽アルバムも教えてもらいました。

「上を向いて歩こう」「明日があるさ」作曲の中村先生が語った音楽の力

株式会社デラの主な活動について教えてください。

デラは「心と身体にやさしい音楽」をコンセプトに、専門家や医師の方々のご協力をいただきながら、 “癒し”に特化した良質な音楽や映像コンテンツを制作・販売している音楽レーベルです。

デラの音楽は、CD、各種配信サービス、YouTube等でも聴くことができます。CDにおいては、CDショップ、書店、ホームセンター、雑貨店、病院など、全国約1500店舗で展開いただいております。また、デラ公式オンラインショップ「ヒーリングプラザ」等で通信販売も行なっております。

ショップ「ハンプティダンプティ新座店」陳列コーナー。dellaレーベルのCDがずらりと並ぶ。


最近では、専用アプリをインストールすることでデラのほぼすべての音源を聴くことができる定額制BGMサービス “Healing BGM” の普及にも力を入れております。


“癒し”に着目してから、まもなく30年になるのですね。「心と身体にやさしい音楽」を送り出していこうと決めた発端は何だったのでしょうか?

1990年頃、中村八大先生(※)が弊社の役員をしていた折に、音楽が人に与えるパワーの話をしていたことがありました。

「音楽やメロディーを聴くことで人は心が癒される。辛い事・苦しい事・嫌な事・悲しい事を忘れさせてくれる『力』が音楽にはある」と話されていました。

その様な観点に興味を持ち、医療分野の心療内科の先生方とも提携して研究開発を行い、1993年よりヒーリング音楽専門のレーベルとして邁進してまいりました。

※中村八大(1931年1月20日 - 1992年6月10日)は、日本の作曲家・ピアニスト。代表曲は「上を向いて歩こう」「明日があるさ」「こんにちは赤ちゃん」など。


オキシトシンについて書かれた山口教授の本との出会い



ベビヨリの読者モニターさんにも好評だった音楽アルバム「赤ちゃんが喜ぶ音楽~親子でオキシトシン活性」が生まれたきっかけを教えてください。

当時、赤ちゃんが生まれたばかりという弊社の営業社員が、本屋で一冊の本を手に取ったのがきっかけです。

臨床発達心理士で桜美林大学の教授でもある山口創先生が書かれた本でした。その本にはスキンシップと脳内ホルモン“オキシトシン”の重要性について書かれていました。

私も読み進めていくうちに「音楽でもオキシトシンの分泌を促すことができるのではないか?」と考えるようになりました。そこで山口創先生にご相談したところ、「可能性がある」とのお返事をいただきました。


意外なきっかけで驚きました! 出産したばかりのママさんの心に刺さった1冊から生まれたのですね。いつもどんな想いをこめて企画をされているんでしょうか?


聴く人の好みはもちろん、その時々の環境や状況、心理状態によって、聴きたい音楽は人それぞれです。

実際に自分が体調を崩した時、精神的に疲れている時、どのような音楽を聴きたいと思うか、リスナーの年代なら、どのような曲を聴きたいと思うか。

音楽アルバムを企画・販売するにあたって、いつも人々の気持ちに寄り添う姿勢が大切だと思っています。発売後もお客様の声に耳を傾け、次の企画につなげていきたいと思っています。

音楽試聴実験後、親子ともにオキシトシン量が増加


企画を進めるにあたり、まず「ゼクシィBaby」様のご協力を得て、約100人のママから赤ちゃんの喜ぶ音や音楽をリサーチしました。社内では子どもを持つ営業スタッフと一緒に楽曲を厳選しました。

音づくりは、音楽制作のベテランであり、子育ての経験もある広橋真紀子さんにお願いしました。厳選した楽曲中にリサーチした音を盛り込んでいただきました。


社内での打ち合わせ中

14曲中、11曲がお馴染みのナンバーで、3曲がこのアルバムのために書かれた広橋真紀子さんのオリジナル曲です。赤ちゃんの好きな音を盛り込むことで、とても楽しく可愛らしい、ちょっぴり不思議な音楽に仕上がりました。


私も聞いてみたところ、聞き馴染みがある曲が多くて安心感がありながらも、ところどころに挿入される音が楽しくて、ワクワクした気持ちになってきました。モニターさんの中には「おでかけしたくなってくる」という感想をくれた方もいました。


この「赤ちゃんが喜ぶ音楽~親子でオキシトシン活性」を使って、親子6組(12人)に音楽試聴実験を行なったところ、親子ともに試聴後にはオキシトシン量の増加がみられました。

心理的効果を測るアンケートでは、リラックス・楽しさ・嬉しさの項目で、いずれもポジティブな心理的効果が見られました。「音楽の力」を改めて気づかされる実験となりました。


CD付属のブックレットより


実験の結果は、CD付属のブックレットにも記載している他、商品ページでもご覧いただけます。

監修の山口創先生をはじめ、音楽家の広橋さん、共同実験を行なった「文響社」編集者様など、多くの方のご協力のもと、企画を実現させることができました。

▼この音楽アルバムの詳細はこちら

ニーズや実験結果をもとにした音楽アルバム作り


妊娠中の方や子どもを対象とした「マタニティ&キッズ」ジャンルの音楽アルバムを作る時、特に力を入れていることは何ですか?

お母さん世代の聴きたい曲、親子で楽しめる曲、赤ちゃんの好きな音、実際にリラックス効果があると言われている音など、ニーズや過去の実験結果をもとに、親御さんとお子さんの気持ちに寄り添った音楽アルバムづくりを心掛けています。

産前産後のお母さん、そして生まれてきた赤ちゃんにとって、双方のストレス緩和、親子の愛情と絆を深める補助的役割として、ぜひ音楽を有効活用いただけたら嬉しいです。


マタニティ&キッズの音楽アルバムを作り続ける中で、気づいたことや変わったことはありますか?

監修の先生のお話や事前リサーチなどから、マタニティ・ライフにおける悩み、赤ちゃんと過ごす時間における悩みなど、現場の声を聞くことで新たな発見もあれば、普遍的なテーマについて改めて気づかされることもあります。

大人も子どもも、常に何かしらのストレスを抱えて日常を過ごしているようです。そういった小さなストレスが大きくなる前に、ストレス解消法をみつけてリラックスする時間をつくることが大切ということに気づかされました。


何気なく聴ける音楽は、やることが多くて忙しい子育て中にも無理せずにできるリラックス方法の一つですね。マタニティ&キッズの中で「赤ちゃんが喜ぶ音楽~親子でオキシトシン活性」以外にも特におすすめの音楽アルバムが知りたいです!

音楽アルバム「ヒーリング・ベスト~フォー・マタニティ」



産前産後のお母さんたちに贈るヒーリング・ベスト2枚組です。

デラの音源より、専門家監修のもと作られたオリジナル曲と、平成の人気ナンバーを中心に美しいピアノの音色でカバーした楽曲を収録しています。

付属のブックレットには、助産師でマミーサロン代表の是枝貴子先生に監修いただいた「マタニティのための骨盤セルフケア」を掲載しています。

体に宿った新しい命とともに、快適なマタニティ・ライフを送っていただきたいという願いを込めました。



音楽アルバム「音楽絵本 バクくんのゆめのたね」



人気の絵本「ぴよちゃん」シリーズを手掛けた作家・いりやまさとし氏と、MISIA「Everything」の作曲家・松本俊明氏のコラボレーションによる音楽絵本です。

愛情に溢れたやわらかなタッチの絵とやさしいメロディーで、寝る前の親子のルーティンになりそうな、そんな愛らしい作品です。


絵本付きだったりブックレットに役立つ情報が載っていたり、楽曲以外にも楽しめるしかけがあるんですね。妊婦さんやママパパへの贈り物にも良さそうです。


音楽アルバム「ほら、赤ちゃんが泣きやんだ!」




「夜泣き」や「寝ぐずり、寝てくれない」など悩めるママに、ジブリやディズニーの人気曲をはじめ、誰もが口ずさめるような童謡や、情操教育にも役立つクラシックなどをバランスよく選曲したアルバムです。

オルゴールのやさしく奏でるメロディーに、赤ちゃんがママのおなかの中で常に聞いていた胎内音(子宮内血流音)を合わせて収録しています。これまでに購入された多くの方から反響をいただいている定番商品です。



音楽の力を信じて今後も邁進


今後の課題や目標があれば教えてください!

ここ数年の世界的パンデミック、戦争などの影響が、私たちの生活にまでおよび、暗いニュースが蔓延し、心の病を患う方が増えてきているように思います。

先に述べた中村八大先生のお言葉、「音楽やメロディーを聴くことで人は心を癒される。辛い事・苦しい事・嫌な事・悲しい事を忘れさせてくれる『力』が音楽にはある」を信じて、これからも心と身体にやさしい音楽づくりに邁進していきたいと思います。

お客様から喜びの声をいただくことが、会社として一番嬉しいことです。


全国のママやパパ、妊婦さんへのメッセージ

マタニティ・ライフや子育てにおいて、音楽が少しでも気持ちを楽にしてくれる助けになれば嬉しいです。

親子で楽しい時間を過ごし、成長を育み、幸せな家庭を築かれることを心から願っています!



今回、読者モニターさんの反応やインタビューを通して音楽の力の大きさを再認識しました。

リサーチや実験など、見えない部分でも作業を惜しまないデラさんと協力者たち。多くの方たちの想いが集まって、作品ができあがっているんですね。

赤ちゃんとの暮らしに音楽を取り入れたいけれど、何を選んだらいいかわからない…と迷っている方はぜひ一度聞いてみてくださいね。


▼公式サイトはこちら

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