こだわりの「大人のために」とは…?
プロジェクトが始まったきっかけや、こだわりなどをお聞きしました!
「0歳児とお出かけ応援プロジェクト」3大ここがスゴイ!
- 0歳児ファミリーしか入場できない
- アーティストの生演奏が、手を伸ばせば届きそうな距離で聴ける
- 1家族まとめて2000円(お子さんと大人2人までOK)
これまでの開催の様子はこちら
(2021年11月25日 開催)
どんな活動をしているの?
まず、ジャパン・アーツさんについて教えてください。普段はどんな活動をされているんですか?
また、国内外で活躍する80名以上の演奏家のスケジュール管理をはじめとするマネジメントや、コンサートの企画を行うとともに、海外からオーケストラ、オペラ、バレエなどを招聘(しょうへい)して日本公演を行っています。1976年創設以来「真の芸術にふれた感動は、人々に生きる力を与えてくれる」という理念を大切にしています。
音楽は心に寄り添い、ある時は前向きな気持ちに、ある時は癒しを与えてくれます。身近にあふれる音楽は、いつでも私たちに夢を与えてくれる存在です。
そのことを皆様にお伝えできるよう、日々コンサートを企画し、お届けしています。
プロジェクト立ち上げのきっかけ
赤ちゃんとはあまり縁がなさそうなんですが、なぜ、今回のプロジェクトを実施することになったのでしょうか?実は私、まもなく2歳になる娘を育てています。
育休中、出かけるのが本当に大変で、“0歳 お出かけ 地域名”と検索しまくっていました。そしてイメージトレーニングの繰り返し。ベビーカーかなぁ、抱っこ紐かなぁ…ミルクどこで飲ませられるんだろう…おむつ替えはこことここで…と考えているうちに、すごく覚悟して出かけなければいけないように感じてしまって。
私もお出かけの前には、詳細までイメージトレーニングしてから出かける派。すごくわかります!
「どうして普通のことが普通にできないんだ~」と精神的に打ちのめされました。
しかも、気になることはネットで調べられるけど、そういう時に限ってなぜかネガティブな情報ばかり目に入ってきてしまって。赤ちゃんと二人きりで過ごすから誰とも話さないこともざらでしたし、毎日気持ちの浮き沈みが激しくて、結局、自分との闘いに疲れました(笑)
いろいろなママさんとお話ししてきたんですが、まじめな方が本当に多いです。普段はそうじゃなくても(!?)子育て中、特に赤ちゃんを育てている時期は、みんな、まじめになってしまう。気を張り続けているってことだから、すごく消耗しますよね。
「うちの子、生きてる!?」とただでさえ緊張状態なのに、これはダメだ、と。
ふと、こんなに大変ならきっとみんな同じような気持ちなのでは…と興味を持つようになって、いろいろな情報を探すようになりました。特に、ベビヨリさんのようにママを応援するサイトには本当に心が救われました。
それでだんだん、私も音楽でだれかを助けられるのでは…と考えるようになったのです。当時は「助けたい」と本気で思っていました。それくらい自分が必死だったんだと思います。
ベビヨリがオープンした経緯と似ていますね。自分達が悩んだり苦しかったから、その気づきを活かして他の方の役に立ちたいと考えて。
あれこれ考えた結果、お出かけ先が限られる0歳児連れの人たちの「選択肢」のひとつに、コンサートホールがうってつけだと気が付いてからは頭の中ですぐに整っていきました。
よく出かけてきたね、少し心をリフレッシュしてねという気持ちでお迎えできて、明日からまたがんばろうねというメッセージになるような、そんな企画を立ち上げたいと思いました。
0歳の頃を思い出して、ちょっと泣きそうです…。あのときに、こんなイベントがあればなぁ(遠い目)
復帰してから、まさか一年かからず実施できるとは思っていませんでしたので、後押しして協力してくれた先輩や同僚には本当に感謝しています。
あとから思えば、このプロジェクトを企画することで、私は一気に現実に戻ってくることができました。生きがいやリフレッシュの方法は人それぞれですが、私は仕事に助けられたな~と思っています。
「次に子育てをする人達の役に立ちたい」という想いの輪が、どんどん広がっている気がします。子育てはいつでも大変ですけど、だからこそ安心して気分転換できる場が大事なんですよね。
これまでの出演者と、次回出演者からのメッセージ
Vol.1 長谷川陽子さん
私自身も一児の母です。
子供が小さい頃は子育てが楽しくもあり、でも本当にとても大変でした。特に赤ちゃんの時は持ち歩く荷物が多いし、
果たして外出先が子連れに優しい環境かどうか、
お出かけのたびにハラハラドキドキ。
自然とお出かけの回数も減ってしまいがちでした。
この0歳児とお出かけプロジェクトでは、
赤ちゃんに必要な環境が全て整っています。
おむつ替え、できます。授乳スペースも整えてあります。
赤ちゃんが安全にゴロゴロできるスペースもあります。
もちろん泣いてしまったからと、慌ててあやさなくても大丈夫。
赤ちゃんは泣くのも仕事ですから。
もちろん本泣きしてしまったら、
途中抱っこして気晴らしにお散歩してもOK!
そしてお母さんやお父さん、おばあちゃん、おじいちゃんが
ゴロゴロと遊ぶ赤ちゃんの様子を眺めながら、
美しいメロディで、日々の育児の大変さからしばし解放されて、
元気をチャージして、日常に戻ってまた育児を頑張ってほしい。
そんな思いで始まったプロジェクトです。
Vol.2 成田達輝さん
Vol.2にご来場くださった方へ、まずお礼を…ご来場くださりありがとうございました。楽しんでいただけましたか?
もっとこの企画が発展して、全国各地で開催されたら良いなぁと思いました。
また、私もいつか父になるかもしれない。
もし父親になったら出来得る限りの愛情を子供に注いでやりたいと思いました。
赤ちゃんが大きくなってから、カムバックコンサート なんて出来たら良いですね。
そうしたら子供達が自分自身を振り返る良いきっかけにもなりそうです。
ヴァイオリンに興味津々、前に進みでた赤ちゃん。成田さんの顔から思わず微笑みがこぼれました。
Vol.3 金子三勇士さん
0歳児を持つ親御さんはなかなか自由な時間が取れませんよね。赤ちゃんを預けてどこかへ出かけるのも不安…とはいえ、一緒に参加できるアクティビティも限られてしまう…そんな皆さまを応援する今回のコンサートでは我が子を近くで見守る中、クラシックの名曲にじっくり浸り、日頃の疲れを癒していただきたい想いです。限られた時間ではありますが、是非一人でも多くの方にご参加いただきたいです!
Vol.3のイベント詳細はこちら
(新型コロナウイルス感染症拡大防止のため公演中止となりました)
2021年11月25日開催!
【Japan Arts BABY】0歳児とおでかけ応援プロジェクト再開*くつろぎのクラシックコンサート
「大人向け」ということと、「皆さんがよく知っている名曲」「大人がコンサートでガッツリ聴く曲」のようにリクエストをしています。
また、会場がコンサートホールのホワイエなので、客席とは違う工夫をして、音楽を聴いていただく場所づくりにもこだわっています。客席内のステージではありませんが、ホワイエは天井も高く、音響は素晴らしいですよ。
Vol.1で配られた参加者へのおみやげ
写真撮影コーナーもあります。
まず、予想を超えて多くのお客様にご来場いただけたことがとてもうれしかったです。
アンケートも実施しているのですが、皆さん詳しく回答してくださるので、じっくり読みながら研究しています。特にVol.2の会場レイアウトはお客様からのご意見で再考しました。
演奏中の様子(Vol.2)マット敷きで、ゴロンもハイハイも安心。
Vol.2から、アンケートに回答いただくとお子様のお誕生日にバースデーカードをお贈りする取り組みもスタートしました。
vol.2 で配られた参加者へのおみやげ
あとは、赤ちゃんを通じて保護者同士がお話されているところを見ると、ここで出会った人同士が一生のお友達になるかもしれない、と妄想が膨らんで楽しくなってしまったり(笑)
何よりも、赤ちゃんが音楽を聴いている様子や、会場で楽しんでいる様子を、保護者の方々が優しく嬉しそうにみつめているところは何とも言えない幸せな気持ちになります。
実はコンサートって、人生のどのタイミングでも聴きに来られるようになっているんです。
たとえば、5月に開催される横山幸雄さんの「ショパン物語」(前編・後編)は0歳から入場できます。11~12月のボリショイ・バレエは4歳から、5~6月のウィーン少年合唱団のコンサートは5歳から客席に入れます。
このほかにも、託児所が開設される公演もたくさんあります。今後は、これらの情報をもっと広められればと思っています。
知らなかったです! こどもが小さいうちは、気軽には行けないと思い込んでいました…
0歳児とおでかけ応援プロジェクトは、2020年度は4回シリーズで開催が決まっています。
次回は4月15日(水)金子三勇士さんのピアノです。ピアノは、もっとも身近な楽器かもしれません。ぜひ多くの方にお出かけいただけると嬉しいです。
(※新型コロナウイルス感染症拡大に伴う日本政府および東京都知事からの要請を受けて、4月公演は中止となりました)
私たちジャパン・アーツはがんばるママパパ、保護者の皆さんを全力で応援しています。
よく「子育てはあっという間」と言われますが、大変なさなかにいればそれも信じがたくなります。そして音楽を聴く余裕はきっとなかなかありません。
でも、もし音楽を聴きに出かけたくなったら、私たちがいつでもお待ちしていることを思い出してください。コンサートホールでお待ちしています!
曲目・演目はどうやって決めているのですか?
基本的には、アーティストにお任せすることによって素敵なプログラムが組まれます。「大人向け」ということと、「皆さんがよく知っている名曲」「大人がコンサートでガッツリ聴く曲」のようにリクエストをしています。
特に力を入れていること、こだわりを教えてください!
保護者の皆さんが無事に赤ちゃんと到着したら、あとはとにかく安心して過ごせる場所づくりを目指しました。そのために、スポンサーになって下さる企業様を探して、会場でのびのび過ごしてもらうための設備や、会場でもらえるプレゼントなど、たくさんのご協力をいただきながら整えています。また、会場がコンサートホールのホワイエなので、客席とは違う工夫をして、音楽を聴いていただく場所づくりにもこだわっています。客席内のステージではありませんが、ホワイエは天井も高く、音響は素晴らしいですよ。
Vol.1で配られた参加者へのおみやげ
写真撮影コーナーもあります。
今回のプロジェクトを始めて、気づいたこと、変わったことは?
まず、予想を超えて多くのお客様にご来場いただけたことがとてもうれしかったです。
アンケートも実施しているのですが、皆さん詳しく回答してくださるので、じっくり読みながら研究しています。特にVol.2の会場レイアウトはお客様からのご意見で再考しました。
演奏中の様子(Vol.2)マット敷きで、ゴロンもハイハイも安心。
Vol.2から、アンケートに回答いただくとお子様のお誕生日にバースデーカードをお贈りする取り組みもスタートしました。
vol.2 で配られた参加者へのおみやげ
プロジェクトを始めて、良かった!と感じること
やはり、保護者の皆さんが涙されたり感激されたりリラックスされているところを見たときに良かった!と感じます。あとは、赤ちゃんを通じて保護者同士がお話されているところを見ると、ここで出会った人同士が一生のお友達になるかもしれない、と妄想が膨らんで楽しくなってしまったり(笑)
何よりも、赤ちゃんが音楽を聴いている様子や、会場で楽しんでいる様子を、保護者の方々が優しく嬉しそうにみつめているところは何とも言えない幸せな気持ちになります。
今後、取り組みたい課題や目標を教えてください!
実はコンサートって、人生のどのタイミングでも聴きに来られるようになっているんです。
たとえば、5月に開催される横山幸雄さんの「ショパン物語」(前編・後編)は0歳から入場できます。11~12月のボリショイ・バレエは4歳から、5~6月のウィーン少年合唱団のコンサートは5歳から客席に入れます。
このほかにも、託児所が開設される公演もたくさんあります。今後は、これらの情報をもっと広められればと思っています。
知らなかったです! こどもが小さいうちは、気軽には行けないと思い込んでいました…
0歳児とおでかけ応援プロジェクトは、2020年度は4回シリーズで開催が決まっています。
次回は4月15日(水)金子三勇士さんのピアノです。ピアノは、もっとも身近な楽器かもしれません。ぜひ多くの方にお出かけいただけると嬉しいです。
(※新型コロナウイルス感染症拡大に伴う日本政府および東京都知事からの要請を受けて、4月公演は中止となりました)
全国のママや妊婦さんへのメッセージ
私たちジャパン・アーツはがんばるママパパ、保護者の皆さんを全力で応援しています。
よく「子育てはあっという間」と言われますが、大変なさなかにいればそれも信じがたくなります。そして音楽を聴く余裕はきっとなかなかありません。
でも、もし音楽を聴きに出かけたくなったら、私たちがいつでもお待ちしていることを思い出してください。コンサートホールでお待ちしています!
紹介した企画はこちら
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【Japan Arts BABY】0歳児とおでかけ応援プロジェクト再開*くつろぎのクラシックコンサート(2021年11月25日開催)