上海で3人姉妹の子育てをしている ねね です。
子どもの夏休みなどは日本へ一時帰国するため、
今まで何十回と飛行機に乗りました。
最初は不安だらけだったものの、
親子ともにだんだんと慣れ、
今では快適な空の旅を楽しんでいます。
その経験を生かして、
子連れフライトの過ごし方についてお話します。
こどもは3人、大人はひとり
子どもは7歳、4歳、0歳の女の子で、フライト中の付き添いは私のみ(母親1人)です。
7歳の子はほとんど大人と同じように過ごせるので、
4歳と0歳の子の過ごし方をメインに書きます。
よく体験している飛行時間は、2時間半~3時間です。
東京から海外旅行をするなら、韓国・台湾・グアム・サイパンなども、このくらいの飛行時間です。(参考:H.I.S. フライト時間・時差・おすすめ日数)
快適に過ごすポイント
始めに我が家で気をつけているポイントを書きます。- 子どもが寝そうな時間帯の便にする
- 早め早めに動く
- トイレはこまめに
- 搭乗前によく運動させる
- フライト中はなるべく寝かせる
- 軽食やおやつを十分用意する
- 子どもが飽きないアイテムを持参
特に0〜3歳の子はフライト中に寝るかどうかで、
快適度が大きく左右されます。
赤ちゃんの頃から飛行機=寝る場所という意識付けができると、
のちのちとても楽になります。
どのように意識付けをしたのかは、過去の記事で詳しく書いています。
【事前準備】子どもが飽きないためのアイテム
フライト中や待ち時間は、下記のようなアイテムが活躍しています。
シールブック(1歳半頃〜)
女の子なら着せ替え、男の子は乗り物など、
静かに集中して遊べます。
シールは落下しにくいので機内で遊びやすく、おすすめです。
幼児用雑誌(2歳頃〜)
雑誌一冊あれば他に何もいらないくらい、機内での時間つぶしに最適です。
4歳の子は「おともだち」「たのしい幼稚園」、
7歳の子は「ぷっちぐみ」が特に好きです。
ぬりえ、お絵かき(1歳半頃〜)
紙と筆記用具があると便利です。
機内だと鉛筆を落とすと転がってしまうので、
空港施設内の待ち時間などの時に使います。
ワークブック(2歳頃〜)
運筆が上手くなったら、ワークブックもおすすめです。
7歳の子は通信教材、
4歳の子はめいろ遊びなどが好きです。
ミニゲーム(3歳頃〜)
通信機能を使って姉妹で遊んでいます。
無音に設定できるので機内でもOKです。
お人形、ぬいぐるみ(0歳〜)
お気に入りのお人形はいつも旅先に持っていき、
姉妹でよくごっこ遊びをしています。
ただ、盛り上がると声が大きくなってしまうので、
少し注意しながら様子を見ます。
タブレット、DVDプレイヤー(0歳〜)
我が家では使っていないのですが、機内で動画などを見せて過ごす方法もありますね。
機内でもよく見かけますよ。
いずれも静かに過ごせるもの、
落下して転がらないものを選ぶのが大切です。
その他の持ち物は各ご家庭により異なるので省きます。
【空港到着〜搭乗前】子どもを十分遊ばせる
国際線のチェックインは2時間前が基本ですが、子連れなのでトラブルを想定して更に早めを心がけています。
過去に一度、空港に向かう途中で子どもの気分が悪くなり、
予定の便に乗れなかったことも。
チェックイン、荷物検査などが終わったら、
子どもたちをプレイルームで遊ばせたりして、
十分に身体を動かしておきます。
機内では赤ちゃんのお世話がしにくいので、
搭乗前におむつ換えやミルク、離乳食を与えます。
搭乗直前のトイレは混むので、
時間に余裕を持って済ませておくと安心です。
ベビーカーは搭乗口で預けます。
航空会社によって対応が異なるので、
チェックインの時に受け渡し方法を確認してくださいね。
【搭乗〜離陸前】またトイレへ!
子連れの場合、優先搭乗できる航空会社がありますが、機内で過ごす時間をなるべく短くしたいため、
我が家は一番最後に乗ります。
着席のアナウンス後は30〜40分動けず、
離陸してから「トイレ!」となったら大変です。
座席に荷物を降ろしたら、
すぐに子どもをトイレに行かせます。
また離陸後、手荷物はすぐに取れないので、
飲み物や羽織ものなど必要なものは手元に置いておきます。
赤ちゃんが眠そうな場合は、
離陸前に抱っこ紐などで寝かせます。
着席アナウンス後は座席から立てないので、
その前に立ってゆらゆらして寝かしつけます。
子連れフライトに慣れていない時、
離陸後に寝ぐずりする赤ちゃんをずっと座って抱っこしなければならず、
大変な思いをしたことがあります。
赤ちゃんは離陸前に寝かせるのがベストです。
【離陸〜飛行中】最難関は機内食
離陸の振動が心地よいのか、我が家の子ども達はここで眠りにつきます。
抱っこ紐に入れたまま眠る赤ちゃんが重いものの、
子ども達が眠っている間は読書を楽しんでいます。
離陸して30分ほどで機体が安定すると、
座席の前にベビーベッド(バシネット)を取り付けてもらえます。
抱っこ紐からベッドに移す時に起きてしまう危険がありますが、
ベッドで寝てくれるとその後が楽なので、
私はリスク覚悟でベッドに移しています。
(成功率は60%くらいです・・・)
この日は上手くいきました!
その後、機内食が運ばれてきたら、
7歳と4歳の子のテーブルを出し、
食事の開封などを手伝ってあげます。
この時、赤ちゃんを抱っこしたままで手がふさがっていれば、
CAさんが手伝ってくれます。
7歳の子はほとんど大人と同じように食べられますが、
4歳の子は食べられないものもあるので、
足りない時は持参した軽食で済ませます。
赤ちゃんが眠っているうちに、
私も大急ぎで食事をとります。
食事が終われば一安心、
あとは機内のゲームや持参したアイテムで遊びつつ、
空の旅を楽しみます。
【降下〜着陸まで】またトイレへ!
着陸態勢に入ると、座席から動けなくなるので、その前に子どもをトイレに連れていきます。
以前、着陸態勢に入った途端、
4歳の子が「トイレに行きたい」と言い出し、
泣きながら我慢したことがありました。
その経験から、本人が「トイレ大丈夫!」と言っても必ず連れていきます。
この時赤ちゃんが起きていれば、
機内のトイレでおむつ替えをしておきます。
機体が降下すると気圧が変化するため、
赤ちゃんに授乳やミルク、水分などを与えて、
耳抜きしてあげると良いと思います。
参考)赤ちゃんの耳抜き!飛行機で行う方法やタイミングは?
到着!
無事着陸し、飛行機を降りたら、搭乗口で預けたベビーカーを受け取ります。
入国手続きが済んだらターンテーブルで荷物を探し、
荷物が多い時は私がトランクを押しながら4歳の子の手をつなぎ、
一番上の7歳の子にベビーカーを押してもらいます。
こども達を大人1人で連れて行くのは
0〜4歳くらいまでは大変でしたが、
長女が5歳を過ぎるとぐっと成長しました。
荷物を持ってくれたり下の子のお世話をしてくれるので、
大分助けられています。
まとめ
子連れでのフライトは大変ですが、ポイントを掴めばそれなりに快適に過ごせます。
子どもたちは飛行機が大好きなので、
「これが守れないと、飛行機に乗れないよ!」と約束すると、
普段よりも言い聞かせをよく守ってくれます。
「喧嘩しない、騒がない、自分のことは自分で。」
これが家族旅行のルールになっています。
下の子が2歳になったあたりから、わがままや喧嘩が増えたので、
下2歳、上4歳のあたりから伝えるようにしました。
最初は全然だめでしたが、
上の子は5歳くらいから急に物分りがよくなり、
事前に伝えたルールは守れるようになりました。
下の子4歳は大体問題ないですが、まだ時々わがままを言います。
5歳が分かれ目でしょうか。
CAさんも対応に慣れているので、
不安があれば相談したり、ヘルプをお願いして、
ぜひ楽しいフライトにしてくださいね。