フォトイベント開催にあたって、カメラマンさんから学ぶことがたくさんです。
その中の一つが、写真に写るときの洋服の色。
どんな色を身につけているか、それが写真映えに大きく関係するそうです!
言われてみれば確かにそのとおり。
(でも自分ではまったく思いつきません…)
写真館では、数多くの衣装の中から好きな衣装を選びますね。
すると担当のカメラマンさんが「この服のカラーだったら、この背景が合う」と考えてくれているそうなんです。
実はそういうことが行われていたなんて驚きました。
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プロのテクニックを取り入れる!
写真を撮る機会は多いですし、ぜひとも身につけたいところ。かんたんに意識できる、ちょっとしたコツです。
こちらは円形のカラーチャートです。
(画像は迷いを解決するデザイン設計における配色の考え方からお借りしています)
カラーチャートは、色を系統的に配列した表で、色図表とか色見本とか呼ばれます。
隣り合う色や近い位置にある色が「同系色」です。
調和しやすく、自然とイメージがまとまる仲良しの色です。
これに対し、正反対の位置にある色(もっとも遠い位置にある色)が「補色」です。
正反対の色の隣近辺の色が「反対色」です。
補色・反対色の関係にある色同士がくっついていると、どきつい印象になります。
ということは…
背景と「同系色」の色を着ていると、写真映えする?
いえいえ、違うのです。
写真では「補色&反対色」が目立ち色!
実際にやってみた
ウッドテイストの背景の場合で色の違いを比べてみました。
この色は薄茶に分類されます。
この色は薄茶に分類されます。
カラフルな椅子を同じ位置に置き、スマートフォン内蔵カメラの設定を変えずに撮影した写真がこちら。
これだけの色の違いが出ました。
白の椅子では、カメラの自動調整によって背景が暗くなっています。(設定は変えていませんが)
白は一番明るい色なので、その白い色が飛ばないようにすると、こうやって暗く写ってしまいます。
その場合にはアプリなどで写真を明るく補正しなおすと◎
カラーでの印象の違いが、なんとなく伝わったでしょうか?
色のコントラストも重要
背景の色が薄ければ、服は濃い色が目立ちます。背景の色が濃ければ、色は薄い色が目立ちます。
上の椅子の写真は、薄茶なので背景の色は「薄い」
そのため、濃い「黄色」や「赤」の椅子のほうがパッと目をひく写真になりました。
青系の椅子は茶色に映える色ですが、薄い「水色」ではコントラストが低いためそこまで映えては見えませんね。
木目調の背景なら、こんなイメージで色を選ぶ
背景の色を踏まえつつ、服のカラーをイメージに分けてみます。
背景と馴染む、優しい雰囲気の色
→ オレンジ・緑・黄緑・茶色
背景に映える、コントラストが綺麗な色
→ 青・紺・紫・黒
背景と相性の良いポップで元気な色
→ ピンク・赤
まとめ
カラーテクニックはまだまだあるそうなのですが、まずは補色・反対色とコントラストを意識してください。新緑のなかで補色・反対色である「赤」
ママとパパは背景の緑と同系色である「紺色」を身につけて、お子さんは反対色の赤の洋服を着ています。
お子さんの存在感がパッと際立つ写真になっています。
背景に映える色の服を着れば、人物も背景もお互い引き立てあって、さらに素敵な写真に。
ぜひ日常の写真にも取り入れてみてくださいね。
参考
記事の作成にあたり、“日常カメラマン”長越晃子さんに監修していただきました。(カラーテクニックの例として載せた家族写真は、長越さんが撮影したものです)
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写真映えしたい!背景と補色のヒミツ♡|日常カメラマン長越晃子の写真日記✳︎ハレノヒもケノヒも✳︎さいたま市
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