2人目出産。里帰りのメリット・デメリットを考えた結果

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ヒキコです。

私の実家は遠方で、飛行機を使って帰省しています。

長男の時は、特に何も考えず里帰り出産。


by いらすとや

さて、二人目の産院を探さねば!ということで調べてみると、一人目の時には無かった問題が…。

悩みましたが、里帰りなしの出産を選択しました。

以下、私が考えた二人目を里帰り出産する際のメリット・デメリットです。

里帰り出産のメリット

出産費用を抑えられる

地域性もあるかと思いますが、私が当初検診を受けていた都内の産院の出産費用は、諸々込みで90万円。

地元で産んだ時は、出産育児一時金の42万円でまかなえたのに。

地域格差に驚愕です。

里帰り出産は何よりの親孝行

実姉に言われた言葉です。

親元を離れて10年以上。恥ずかしながら親孝行らしきことはできていません。

孫に会うことが生き甲斐になっている両親を思うと、ゆっくりと里帰りをしてあげることがいいのではと悩みました。

家事を任せられる

子どもの世話に専念できて、産後の身体を少しでも休ませられるのはありがたい限りです。


里帰り出産のデメリット

長男の面倒を誰が見るのか

入院中、出産後と私が相手をするのが難しくなります。

両親は自分たちが見ると言ってくれたものの、長男のあふれんばかりのエネルギーを相手に疲弊するのは目に見ていました。

一時的に無認可保育園に預けることも検討しましたが、子どもに負担がかかるうえに、入園金等を含めると費用が10万円を超えることが判明しました。

認可保育園は2カ月以上休むと退園に

長男は認可保育園へ通っています。

私たち家族の住む地区は里帰り出産であれ、2カ月以上休んだ場合は退園になってしまいます。

里帰り出産の帰省の目安は30~35週。

一人目が切迫早産だったこともあり、余裕をみて早めに帰省したいところです。

しかし、産後の1か月検診も考えると、リミットの2カ月を超えることに。

私が先に帰省して、どこかのタイミングで夫が長男を連れて帰省するというのも考えました。

けれど、長男の性格を考えると、母親と長期間離れることの心理的負担に不安がありました。

里帰り出産しない!

一人目の時は良いことづくしだった里帰り出産。しかし、二人目に関しては意外とデメリットが大きいことが分かりました。

特に保育園退園は共働き夫婦にとって死活問題。

出産費用が68万円という病院が見つかったことが後押しとなり、里帰りなしの出産を決意しました。


夫よ、頼りにしています

さて、里帰りしないとなると、頼りにするのは夫の存在。

「上の子の世話は…? 家事を任せて大丈夫…?」

一般的に夫に任せるにはハードルが高いとされているこれらを、我が家では“妊娠中から夫に家事を丸投げする”という強硬手段で解決しました。

二人目の悪阻は一人目と比較にならないほどひどく、仕事・育児・悪阻に涙する日々が続きました。

そして、とうとう限界が…!

「なんで、私ひとりが辛い思いをしなきゃいけないんだ!ふざけるな!」と夫に怒り狂ったのをきっかけに、家事を丸投げすることを決意しました。

家事を丸投げした理由

家事分担が主流の中、なぜ、丸投げなのか。

それは、自分の心身に余裕を持たせるためでした。

悪阻に耐えながら無理矢理家事をするという選択肢もありました。

が、身体が疲れると心にも余裕が無くなり、ちょっとしたことでイライラしがち。

自分がこれだけやっているのだからと、夫にも同じレベルの成果を求めてしまい、それが出来ない夫に腹を立て、怒鳴り散らす。最後は、無視。

まさに夫婦不和へまっしぐらの悪循環。

しかし、家事を丸投げすると、しっかりと身体を休めることができて、心に相手を思いやる余裕が出てきました。


夫のやった家事が満足いくものでなかったとしても「自分は休ませてもらっている。夫は慣れないながらも一生懸命やってくれている」という思考に。

そうなれば、成果なんて二の次。夫が家事をしてくれていること自体に感謝することができたのです。

かなり自己中心的な発想ですが、なんたって妊娠は日々命を削る大仕事。

これぐらいの主張は許されるはず。

夫も「奥さんに怒鳴られて、さらに無視されるぐらいだったら、家事をする方がよっぽどいい」とのこと。

その結果

丸投げの結果はどうかというと、最初の頃は料理をするたびにキッチンが大惨事になっていましたが、やがて複数の料理を作りながら洗い物ができるように。

今では、言われたことだけでなく、どうすれば効率的にできるかと工夫する等、家事を楽しむ姿も見られるようになりました。

家事・育児は毎日行うのが大変。

それが出来て初めてイクメンと呼ぶに値する、私はそう考えています。

求めるべきは、一回ごとのクオリティではなく、夫のやる気を持続させること。


口を出したくなるのをぐっと堪え、ひたすら「ありがとう」と感謝の言葉を伝え続けました。

どうしても気になる箇所は、夫のプライドを傷つけぬよう、後で自分がこっそりやり直していました。

“イクメンは一日にして成らず。”

子どもの成長はゆっくりと待ってあげられるのに、なぜか夫にはすぐに結果を求めてしまいがち。

初めてのことはみんな出来なくて当たり前。夫の成長も優しく見守れる妻でありたいものです。

最後に

不安が大きかった里帰りなしの出産。

しかし、終わってみれば、自分たちだけで乗り切ったという自信がつき、精一杯のフォローをしてくれた夫への信頼感が高まりました。

共に困難を乗り越えると団結力が高まる。

家族の絆が深まったとても良い出産になりました。

この記事を書いたひと

ヒキコ

31才の会社員ママ。27才で長男、31才で次男を出産。夫はフリーランス。

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