「こどもの具合がとつぜん悪くなった」
「今日は病院がどこも休みなのに…どうしたらいいの?」
「診療時間がもう終わってる…」
「救急車を呼んだほうがいいのかな?」
by いらすとや
困ったときには、1人で悩まないで、相談窓口に電話をしましょう!
相談員がアドバイスや施設の案内をしてくれます。
携帯電話からもかけることができます。
東京
小児救急相談「母と子の健康相談室」
#8000月曜日~金曜日 17:00~22:00
土日祝・年末年始 9:00~17:00
保健師・助産師からのアドバイスが受けられます。小児科医師に相談できる場合もあるそうです。
東京消防庁「救急相談センター」
#711924時間受付(年中無休)
救急車なのか病院受診なのか、迷ったら連絡できます。24時間365日電話できるので、先に紹介した「小児救急相談」が対応外の時間帯にも活用できますね。
神奈川
かながわ小児救急ダイヤル
#8000年中無休 18:00~24:00
埼玉
埼玉県小児救急電話相談
月曜~土曜 19:00~翌朝7:00日祝・年末年始 7:00~翌朝7:00
看護師に相談できます。
#8000は全国共通の番号
地域によって受付時間が変わります。帰省中や旅行先でも(日本国内なら)この番号が使えます。
ウェブサイトでもチェック可
こどもの救急
日本小児科学会が運営しています。気になる症状を選んでいくと、対処法や病院を受診したほうがいいか、簡単に調べることができます。
対象年齢は、生後1カ月~6歳まで。
公式サイト
緊急受診するときの持ち物リスト
- お金
- 健康保険証
- 医療受給券
- 母子手帳
- お薬手帳
- タオル
- ビニール袋
赤ちゃんの場合はこれも追加
- 紙おむつ
- おしりふき
- ミルクの準備
救急車を呼ぶことになった時
かかりつけの総合病院がある場合には、救急車を待つ間にそちらに電話をかけてみましょう。救急隊員には「●病院へ連絡してありますので、そちらへ向かってください」と伝えてください。
救急車での搬送は、1秒どころか0.1秒すらも争っている場合があります。
町で救急車とあったら、自分がどんなに急いでいる時も道をゆずる気持ちを常に忘れないようにしています。
日頃の備え
動転すると、いつものように物を考えたり行動したりすることができなくなります。落ち着きましょう、とは言っても、こどもが苦しんでいる姿を目の前にすると難しいもの。
持ち物リストに挙げた、
健康保険証
医療受給券
母子手帳
お薬手帳
これらはいつもひとまとめにしておきましょう。
わが家では半透明のポーチに入れています。
このポーチの中に、いざというときの連絡先などを書いたメモを入れておくと「こんなときはあれを見ればいいんだ!」と気持ちが多少落ち着きますよ。
携帯電話の電話帳にも登録しているのですが、あわてていると、どんな名前で登録したのか思い出せなくて、結局メモ書きに頼ったことが何度もあります…。
実際に電話相談してみた経験から
相談窓口には何度かお世話になったことがあります。
幸いにして、それほど大きな病気やけがをしたことはありませんが…。
でも、はじめての育児では右も左もわからなくて、「これってまずいの?」「私が気にし過ぎなだけ?」「早く病院へ行かないと、とんでもないことになっちゃうんじゃないの…?!」と不安がどんどんふくらみました。
「今すぐ救急車を呼ぶのか」「夜間診療にかかったほうがいいのか」「病院へ行くのは明日でもいいのか」
いつ? の部分が重要だと思うようになりました。
いつ? の部分が重要だと思うようになりました。
(わが家の場合ではまだないケースですが、応急処置を教えてくれることもあるでしょう)
「病院へ行ったほうがいいですか?」と聞くと、「気になるなら行ったほうがよいかもしれない」というあいまいな回答が返ってきます。
最初は「はってきり言ってよ!」とやきもきしたものですが、
そのうち「ああ、今回の怪我(症状)はたいしたことじゃないんだ」と安心するようになりました。
あくまでも相談なので、医療機関で受診することの代わりにはできません。
すぐに行動を起こしたほうがいいのか、待っていてもいいのか…
それを判断する材料のひとつにしています。