お恥ずかしい話ですが、私は、
学資保険には「子ども1人あたり1000万円まで」という上限額の規定がある
と思い込んでいました。
最近、それが間違っていると発覚。
「実は●●ということだった」とスッキリするまで、あちこちに聞いてみたりと、ちょっと手間がかかりました。
皆様のお役に立つかもしれない?と思いまして、いちおう書き留めておきます。(無駄に恥をさらしているだけのような気もしますが…)
保険金の上限を1000万円とする保険は
(1)15歳未満の未成年者を被保険者とする死亡・傷害保険
(2)被保険者の同意を得ずに契約する、契約者と被保険者が異なる死亡・傷害保険
(2008年7月3日 日本経済新聞)
参考 未成年者・成年者の死亡保険について(PDFファイル)|金融庁
公式サイトのサイト内検索から「未成年」と検索しても出てきます。
死亡・傷害保険だけ
ココが、私の脳内からは抜け落ちていました。上限があるのは、生命保険の中でも「死亡・傷害保険」だけなのです。
学資保険もまた「生命保険」の一つですが、そういったものではない。
ただし、学資保険には、子どもを対象とした「傷害・死亡保障」をつけることができます。(付加できない商品や場合もあります)
この保障が「死亡・傷害保険」とみなされます。
つまり、
「災害・死亡保障(特約)」がある保険に加入する場合には、上限金額が1千万円まで。
でした。
学資保険だけでなく、医療保険に保障がある場合も含みます。
1000万円の枠を気にするべき時
加入する学資保険に子どもへの保障をつけるかどうか。つける→上限金額がある
つけない→上限金額は関係なし
保障の付加については、最初に決めにくいと思います。
子どもが被保険者となっている保険の証券はすべて出してみて、見積もりをやってもらいましょう。
独自の上限額設定がある会社も
例えば、かんぽ生命。未成年にかけられる保険は、「死亡・傷害保険」の種類にかかわらず、総額700万円までです。
かんぽ生命の学資保険(保障なし)に300万円加入したとしたら、残りは400万のみ加入できます。
なぜ上限があるの?
子ども本人の安全を守るため。あまり考えたくないことですが、
親権者が子どもに保険金をかけて……ということです。
子どもが被害者となる「保険金殺人」を未然に防ぐため、上限額が決められています。
保険会社が別であっても、合計1000万円以内に納めます。
最後に
自分の理解力の低さをあらためて痛感……でも、「学資保険は1千万まで」という間違ったネット記事も見つけたものですから(いいわけ?)
恥を忍んで書きました!
- 災害・死亡保障のない学資保険には上限額はない
- 保障をつける場合には上限1000万円まで
- 医療保険にも災害・死亡保障があれば上限額に含む
旅の恥ならぬ、子育ての恥はかき捨て。
どなたかのお役に立てば幸いです。
間違ってるよ~!という個所があったら、ぜひ教えてくださいませm(_ _)m