4月になって新生活がスタートし、ママチャリを入手した方も多いと思います。
by いらすとや
余計なお世話かもしれませんが、保険……入ってますか?!
自分や子どもがケガをしたときのための傷害保険じゃなくて、個人賠償責任保険(こじんばいしょうせきにんほけん)のほう。
他人にケガをさせたり、他人の物を壊したりして賠償責任が発生したときに支払われる保険です。
なじみが薄いかもしれませんが、いざという時にはとっても役立つものです。
平成25年に、ある自転車事故がありました。
小学生の少年が坂道を自転車で下っていた際に、前方不注意で女性に衝突してしまったんです。
女性は頭の骨を折り、意識不明の状態になってしまいました。
賠償しなければいけません。
いくらだと思いますか?
約9500万円です…。
裁判所の判決で決められたので、絶対に支払わなくてはいけない額です。
もしも、わが家がこの金額を請求されたら…と思うだけで背筋が寒くなります。
事故が起こらない保障はない
どんなに安全運転を心がけていても、事故が絶対に起きない、加害者にならないとは言い切れません。運転の腕に自信があっても、自動車保険に加入していないドライバーはいないと思います。
自転車もそれと同じですね。
もし自分に過失がない事故だったとしても、裁判でそれが認められないかもしれません。
(自動車事故で歩行者が有利になるのと同じで、自転車事故では歩行者のほうが優遇されると思うんです)
自転車に乗る方は、ぜひ、個人賠償責任保険を考えてみてください。
わが家も加入しました
傷害保険の付属で加入しました。月額200円未満の支払いで、補償額は1億円です。
見積もりしたとき、意外にも加入しやすい金額で驚きました。
万一、9500万円もの大金を請求されても何とかなります。
自転車事故以外にも、将来、子どもが友達とケンカする等して怪我をさせたときにも補償してくれます。
どんなものがおすすめ?
個人賠償責任保険は、損害保険・火災保険・自動車保険などの特約として契約することもできます。コンビニやインターネットなどで手軽な手続きで加入できる自転車向け保険もありますし、自転車を購入した店舗(自転車安全装備店)で加入できるTSマーク付帯保険もあります。
ちなみに、電動機付自転車は、自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)に入っていなければ運転することはできません。無保険運転は違法になりますのでご注意ください!
参考 自賠責保険(共済)とは|国土交通省
すでに加入済みの保険と合わせて、見積もりするのがおすすめです。
保険の無料相談ができるところは、いろいろあります。