上海で3人姉妹の子育てをしている ねね です。
やわらかな日差しと春風が心地よいこの頃、赤ちゃんとのお散歩が気持ちの良い季節ですね!
我が家の子どもたちは、生後1ヶ月を過ぎると、よくベビーカーに乗ってお出かけしていました。
ベビーカーに乗っている時は大体すやすや眠っていて、
ママ友達とのランチタイム中も最初から最後まで寝ていたりするので、「いつもよく寝ていい子だね、羨ましい!」とよく言われます。
ですが、実は「たまたまよく寝るいい子」ではないのです。
お出かけの時間帯に赤ちゃんがよく眠るように、逆算して起床時間や授乳時間を調整しています。
3人育児の経験から、「赤ちゃんをベビーカーで熟睡させる方法」が何となく身につきました。
ベビーカーのお出かけに苦戦している方に役立つかもしれないと思い、私なりのやり方をまとめてみました。
赤ちゃんの月齢によっても考え方が違うので、今回は「生後1ヶ月〜6ヶ月くらいの赤ちゃん」に絞った方法をお話します。
眠さ60%のときにベビーカーに乗せる
赤ちゃんがベビーカーで熟睡するには?色々と細かいコツはありますが、
ずばり結論から言うと「眠さ60%のときにベビーカーに乗せる!」です。
眠さ60%の状態が見極められるようになるために、
これから細かいポイントを書きますが、
読むのが面倒な方は「眠さ60%」だけ頭に置いてもらえればOKです。
なぜ60%なのか?
眠さ60%以上になってしまうと、激しく泣いて興奮状態に突入するので、
ベビーカーに乗せても自力で眠れないことが多かったです。
眠さ100%に近い時は、抱っこしないと眠れませんでした。
また反対に、眠さ0%の時は、
ベビーカーでじっとしているのが退屈なのか、
ぐずぐずと泣いたりします。
全く眠くない時は身体を動かして遊んであげたり、
抱っこや語りかけをして過ごし、
少し疲れてきてからベビーカーに乗せると、
眠りにつきやすいようです。
低月齢の赤ちゃんの場合、ベビーカー=簡易ベッド
「ベビーカーで赤ちゃんに外の世界を見せてあげよう」というのは、大人目線の考え方ではないでしょうか。
低月齢の赤ちゃんの場合、「飲む」「寝る」「排泄」が生活のほぼ全て。
これをどれだけ快適に整えてあげるかが大切です。
外の世界を見て楽しい、という感覚を持つのはまだ先の話…
ベビーカーと相性が良いのは「寝る」こと。
お散歩中はベビーカーを簡易ベッドと考えて、
寝そうなタイミングでベビーカーに乗せて、出かけていました。
外出中に快適にいられる経験を重ねれば、ベビーカー嫌いになる可能性は低くなると考えています。
大人目線で考えると、「機嫌よく起きている時にお出かけしよう!」となりがちですが、赤ちゃんにとってベストなタイミングかはわかりません。
これから、各月齢での「眠さ60%」の見極め方を、3人の育児経験からまとめていきます。
【新生児期】眠いサインを観察する
ベビーカーを使えるようになるのは、早くて生後1ヶ月から。まずは、ベビーカーに乗せる準備期間として、
新生児期から下記のことを頭に置いておくと良いと思います。
生活リズム(授乳間隔)を整える
生活リズムができてくると、ベビーカーでお出かけするベストなタイミング(眠さ60%の状態)
の見極めがしやすくなります。
とはいえ、新生児の生活リズムを整えるのは難しく、
母乳育児の場合は頻回授乳が必要な時期で、
睡眠時間も昼夜問わず不規則です。
by いらすとや
最初はあまり神経質にならず、
赤ちゃんの機嫌や発育状態を見ながら、
授乳間隔を一定(3時間前後)にしていくことで、
徐々に睡眠時間を整えていきます。
私の場合は、頻回授乳は出産後1週間くらいで落ち着き、
その後は2時間半〜3時間半くらいの授乳間隔でした。
「ぴったり3時間!」と意気込んでもストレスになるので、
2時間以上空けばいいかな〜というくらいのゆるい心持ちで良いと思います。
赤ちゃんが泣いていると、ついつい、授乳またはミルクをあげたくなってしまいますが、
眠くて泣いていることもあります。
あやしたり抱っこしたりして、
授乳リズムをなるべく乱さないようにしました。
おっぱいで泣き止ませる癖がつくと、一時期は楽なのですが…
生活(睡眠)リズムがなかなか整わなかったり、
入眠にいつもおっぱいが必要になってしまい、
自力で眠る力がつきにくくなることもあります。
赤ちゃんの「眠いサイン」をよく観察する
授乳時間が整ってくればいつお腹が空くかはわかるので、いつ眠くなるのか? を特によく観察してみてください。
赤ちゃんによって様々なサインがあるので一概に言えないのですが、
毎日よく様子を見ているとだんだんわかってくるでしょう。
眠さ0%(全く眠くない時)のサイン例
- 機嫌がよく笑っている
- 周囲をきょろきょろと見回している
- おもちゃなどで遊ぶ
- 積極的によく動く
- 呼吸が落ち着いている
眠さ60%のサイン例
- あくびする
- あまり動かなくなる
- 全身の力がぬけてリラックスしている
- バンザイポーズになる
- 口をもぐもぐする
- 耳を触る
- ややぐずる
- おくるみなどの布をよく触る
- 呼吸が落ち着いて深くなる
眠さ100%に近い時のサイン例
- 顔を赤くして大声で泣いている
- 激しく指しゃぶりをする
- 暴れるように激しくバタバタ動く
- 手を強くぎゅっと握りしめている
- 呼吸が浅く乱れている
- 興奮状態であやしても泣き止まない
「赤ちゃんの眠さゲージは今、何パーセントかな?」とイメージしながら接してみてくださいね♪
【生後1〜2ケ月】最初は短時間のお散歩から
ベビーカーに乗せるタイミング
生後1ヶ月を過ぎると、A型ベビーカーに乗せることができます。「眠さ60%」のタイミングで乗せてみましょう。
この頃は常にウトウトしているので、
授乳後、げっぷ、オムツ替えが済んですぐに出発すると、
ちょうど良いと思います。
我が子の場合、
ベビーカーで散歩に出るとすぐに寝てしまうので、
帰宅して室内にベビーカーを置き、
目が覚めるまで寝かせておきました。
※コンビのFAQによると、
ベビーカーの望ましい連続使用時間は2時間以内とのことです。
参考はこちら
https://secure.okbiz.okwave.jp/faqcombi/faq/show/23915?category_id=840
家で抱っこしているよりもすぐに寝つくので、
ベビーカーを寝かしつけに使っていました。
注意すること
- 外に出る時間は10〜30分ほどにする
- 首が据わっていないので、ヘッドサポートクッションなどを使う
- 衝撃の少ない道を選んでゆっくり走行する
- 日差しに気をつけ、幌を下げる
【生後3〜4ケ月】お出かけしやすい時期
ベビーカーに乗せるタイミング
昼夜の区別がついて夜よく眠り、昼間に機嫌よく起きている時間が長くなります。
全く眠くない時にベビーカーに乗せるとグズグズすることがあるので、
タイミングを少し見極める必要があります。
我が子の眠さゲージ(参考)
(クリックで拡大します)
たっぷり寝て起きて授乳した後、
30分〜1時間ほど機嫌良く起きていることが増えました。
この時間はベビーカーに乗せず、
赤ちゃんとたっぷり遊んであげます。
満足して少し疲れてきた頃に出発します。
眠りについたら、眠りが深くなるまでしばらく走行し、
熟睡状態になってから止まります。
眠りについてすぐに止まったり、屋内に入ったりすると
途中で目覚めやすいので注意します。
注意すること
- 途中で泣いた時のために抱っこ紐を持っていく
- 外出時間が長い場合は着衣を調整できるようにする
【生後5〜6ケ月】タイミングの見極めが難しい時期
ベビーカーに乗せるタイミング
お昼寝の時間がだんだん短くなって、早い子だとお座りや寝返りをしたり、活発に動き始めます。
機嫌よく起きている時間はよく遊んで、
満足させてから出発します。
我が子の眠さゲージ(参考)
(クリックで拡大します)
たっぷり寝て起きて授乳した後、
1時間半ほど機嫌よく活動しているので、
リズム遊びや腹ばいにして運動させたり、
抱っこして語りかけたり本を読んでいます。
眠さ60%のサインが出てきたら、ベビーカーに乗せてみます。
泣く時は抱っこ紐などをうまく併用する
これくらいの月齢になると、一緒に遊んであげると2〜3時間泣かずにいたりして、
急に眠さ100%に近い状態になったりするので、
タイミングの見極めが難しいことがあります。
また、お出かけ時間を赤ちゃんの睡眠リズムに合わせられず、
全く眠くない時や、眠さ100%の時に出発しなければいけないこともあります。
ベビーカーに乗せてもしばらく泣き止まない時は、
まず抱っこ紐などで寝かせ、
寝入ったらすぐにベビーカーに乗せて走行すると、
そのまま熟睡状態に入りやすいようです。
親の顔が見えないと不安を感じるようになってきます。
対面式のベビーカーを使うか、
背面式の場合は上から顔を覗き込んだり、
声をかけたりして安心させてあげることも必要に。
寒い季節はジャンプスーツや手足をくるめるカバーオールを着せると、
身体がふんわり包まれて安心するようで、ぐっすりと眠っていました。
夏場は家で使っているおくるみやタオルケットをかけたり、
オルゴール付のぬいぐるみがあると良いですね。
お出かけの時に熟睡するように
例えばランチの約束が12時〜の場合、その時間に熟睡タイムが重なるように逆算します。
起床、授乳(8:00)
↓
赤ちゃんと遊ぶ(9:00)
↓
電車などで移動中に寝かせる(10:00)
↓
ランチ場所の近くの授乳室などで授乳(11:00)
↓
30分ほど赤ちゃんと遊ぶ(11:30)
↓
ベビーカーに乗せて熟睡するまで歩く(11:50)
↓
ランチ場所に移動(12:00)
ランチの予定がある日は、
朝起きる時間や授乳時間を調整し、
約束よりもだいぶ早い時間に待ち合わせ場所付近に着くようにしています。
必ず成功するわけではありませんが、
経験上、8割はうまくいっていました。
もし赤ちゃんが起きても抱っこしながら食べられるものを注文し、
あわてずに余裕を持つことがランチを楽しむポイントです。
まとめ
赤ちゃんがベビーカーで熟睡してくれると、お買い物や外食もゆっくりでき、
上の子たちと身軽に外遊びできるので、とても助かります。
最近は、ベビーカーOKなテラス付のカフェも増えましたね!
赤ちゃんの性格や発達、生活環境の違いによって
ベビーカーで眠るタイミングには個人差がありますが、
私の考え方が少しでも役に立てばうれしいです。
暑い時期には熱中症に注意
体温調節機能が未発達な赤ちゃん。大人以上に注意が必要です。
赤ちゃんの熱中症対策
- ベビーカーに乗せているときは、時折抱っこをするなどして赤ちゃんの様子をこまめに確認して。
- 赤ちゃんが嫌がっても、日よけなど直射日光を避けるものを必ず使う。
- 散歩の途中には、こまめに水分補給をする。
ベビーカーで散歩後、熱中症を発症。39度の高熱に!~救急医療の現場から
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