ジブリ美術館の子連れ体験レポート。ネコバスにも乗って一日たっぷり遊びました

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2歳の頃、お友達から「ネコバスいいよ! ぜひ行ってみて!」とおすすめされていたジブリ美術館へようやく行ってきました。




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吉祥寺駅から行ってみた

ジブリ美術館は、三鷹駅と吉祥寺駅のちょうど真ん中あたりにあります。

コミュニティバスが出ているのは三鷹駅ですが、吉祥寺駅からも小田急バスが何本も出ています。

行き先は違えど、たいていのバスが万助橋を通るみたい。待ち時間の少ないバスを選んで乗りました。

最寄りのバス停は「万助橋」です。


バス停から徒歩3分程度歩きます。


駅から歩くことも可能です。徒歩17分くらいですし、井の頭公園までは徒歩5分。(ジブリ美術館は井の頭公園内にあります)

行列が〜!

10時のチケットを購入し、10時ちょっと前についたのですが、吉祥寺方面へと伸びる行列ができています。

反対方向である三鷹駅方面から来た方達が「こんなに並んでるの」とびっくりしながら前からやってきて、列の後ろに並んでいきます。


吉祥寺駅方面から来ると、列の長さを見ずに最後尾へ並べるのでよいかもしれません。

外国人のお客さんが多いです。観光客なのでしょう。あとはカップル、女性グループ、おひとりさま。平日ということもあってか、家族連れは少なめ。

学校遠足や、社員旅行らしき大人の団体まで…?!

10時近くなると徐々に列が前へ動いていきます。

途中にトトロがいる「にせものの受付」があります。


本物の受付のだいぶ手前、トイレの前ぐらいで、身分証明書とチケットを提示しました。

チケットには申込者の名前(苗字・名前)が印字されています。

保険証でOKでした。

身分証チェックは申込者全員が受けるようです。(同行者は不要)

いよいよ美術館の中へ


受付の中にトトロがいるぅ〜!!

わくわく感が高まります。

ローソンチケットを見せると、ネガフィルムが貼られたチケットをくれます。大人ひとり1枚ずつもらえました。


どれが来るかはランダム!

このチケットは建物内の映画館で使いますので、取り出しやすい場所へ。また、1階の企画展示室にフィルムを差し込んで投影できるスポットがあります。

禁止事項チェック

  • 建物内は写真撮影・動画撮影禁止(ただし、敷地内・建物外だったらOK)
  • 建物内での携帯電話の使用禁止
  • 建物内での飲食は禁止(1階のカフェデッキで食べられます)
  • 敷地内は禁煙
  • ペット(介助犬をのぞく)入場不可

地下1階

受付を通って、はじめてたどり着くのがこの場所。

外のパティオにはコインロッカーがあります。


ごあんないじょ

スタッフさんがていねいで、質問すれば何でもわかりやすく親切に教えてくれます。

建物内は階段も多いですが、エレベーターも同階に併設されています。

映像室展示「土星座」

オリジナルのショートムービー「ジブリの森のえいが」を観られます。

座席は70席、あとは階段にそのまま座ったり立ち見をしたりして、合計100人ほど収容できるミニシアターです。

映画の長さは14〜15分ほど。

1時間に3回程度上映されます。

映画鑑賞できるのは1人1回のみ。受付で渡されたネガチケットの裏にスタンプを押します。(なのでチケットを無くさないように!)

シアター内は、天井には太陽と月、壁には植物など、あちこちに絵が描かれていました。照明が落ちると同時に窓のシャッターが閉まる等、こまかい仕掛けが効いています。

今回は「水グモもんもん」という映画をやっていました。

セリフのない(音楽はある)映画なので、日本語がわからなくても楽しめます。

しかし暗闇と音楽の心地よさがあいまって、最後には居眠りをしていた3歳児。

月ごとに上映映画は変わりますので、ホームページでチェックしてみてくださいね。

上映スケジュール
http://www.ghibli-museum.jp/welcome/cinema/

また、新作映画も作られているみたい。

常設展示室「動きはじめの部屋」

絵を動かすってどういうこと?

見世物小屋風に、パノラマボックス、縄跳びするサツキとメイの人形、フィルムなどが展示されています。

ムスメは、くるくる回る人形たちに夢中で、じーっと見ていました。

天井照明の落としてある暗い部屋ですが、落ち着く雰囲気です。

居心地良すぎるトイレ

地下1階の女子トイレでは衝撃を受けました。

「トイレだと思ったけど間違っちゃった?」

と不安になったくらい、お部屋のようなステキ空間。ゆったりひろびろ。

楕円形の多色ラグが敷いてあって、椅子があって、飾りもあって、ベビーベッドがあって、

奥にすすむとトイレの個室がずらーっと並んでいるので、ああトイレだったと納得するのですが、

このトイレの扉が、赤くペイントされていて、またかわいい。

中の壁紙は、チューリップやら蝶やらハチやら描かれていて、にぎやかです。

住みたくなるトイレでした。

1階

カフェ「麦わらぼうし」

ここでランチをいただきました。

詳細は別の記事で紹介しています。

カフェデッキ

テーブル席がたくさんあります。ここでは持ち込んだ食べものや買ったものを自由に食べられるスペースです。


風を遮断してくれるビニールテントの中の席もあります。

空席がまったくない、ということはなかったように思います。

カフェ「麦わらぼうし」が混雑している時には、ここで森の中の雰囲気を味わいながら食べるのも楽しいですね。

テイクアウトコーナー


ホットドッグ、フライドポテト、アイスクリームなどの軽食が売っています。

アイスクリームはバニラとブドウ味がありました。ブドウ味はシャーベットっぽい感じでした。

この水色のワゴンでは飲み物だけを販売しています。コーヒーと風の谷のビール、おいしい水。


風の谷のビールは開栓しての販売なので、お土産として持ち帰ることはできません。(空き瓶の持ち帰りはOK)

企画展示室

期間限定で、大人も入れるネコバスがあります。

猫バスにのって ジブリの森へ
http://www.ghibli-museum.jp/news/009956.html
2016年7月16日(土)~2017年5月予定

ふんわりした座り心地を、サツキの気分であじわってきました。

入り口からまるでソファのようにお腹の席へ続いているので、知らないと、ただのフカフカの長いソファに見えるかも。

お腹をくぐって外側にまわると、ネコの足がちゃんとあります。

2階

ネコバスルーム

小学6年生以下のこどもが遊べる、巨大なネコバスのぬいぐるみが置いてあります。

等身大というほどの大きさではないと思うのですが…等身大なのかな。

カーペット敷きのスペースで、靴を脱いであがります。

まっくろくろすけのぬいぐるみも、たくさんあります。(このぬいぐるみは、おみやげやさん「マンマユート」で売っています)

つるっとすべる木製のへこみも2箇所あります。

一度に入れる子どもは8人まで。1回あたり5分です。

こどもの付き添いであっても大人は立ち入り禁止。スペースの外から子どもの様子を眺めます。

スタッフさん2名が中にいて、こどもの見守りをしてくれます。ネコバスの上に登りたいけれど登れない子には手を貸してくれます。よく見てくれていると思いました。外側からはさらに2名ほどのスタッフさんがいます。

ネコバスの上にのぼったり、滑り台のようにすべりおりたり、ネコバスの中へ入ってみたり…遊び方はいろいろ。

平日の待ち時間は5分〜20分といったところ。

この日はこどもの数が少なかったそうで、終わってすぐに列に並ぶとまた入れる、というエンドレス状態で遊ぶことができました。

あー。私も小さくなって、ネコバスの中に入ってみたいなあ…

何歳から遊べる?

下限の年齢制限はありません。ひとりで遊ばないといけないので、1歳頃だとまだ厳しいかもしれません。

スタッフさんも気をくばってくれますが、つきっきりではいられないので…

2歳頃になると楽しく遊べるようです。

閲覧図書室「トライホークス」

こどもが行きたがらなかったため、ここは素通り。再チャレンジしたいです!

ミュージアムショップ「マンマユート」

カフェの次に混雑していたのがこの場所。

ここでしか買えないオリジナルのグッズが多数あって、いつも人でごった返していました。

レジ前にも列ができていますが、レジが3つあるので、思ったよりも早く会計できました。

お菓子類のお土産は3種類しかありませんでした。

  • 棒つきキャンディ3つセット(約400円)
  • ガラス瓶入りキャンディ(約800円)
  • クッキーセット(約1700円)

お友達に配るお手頃なおみやげといったら、ピンズ540円とかシェニール織りコースターとか絵葉書でしょうか。

こどもが喜ぶトトロやジジのぬいぐるみも売っています。

マニアなおみやげがいろいろあります。5万円の釜爺 (かまじい)のぬいぐるみ、ミュージアムの模型キット、ラピュタの青い石のネックレス(まるで本物みたい)、豚のサングラス…

屋上庭園

ネコバスルームを出てすぐに、蔦のからまる螺旋階段があります。建物内の螺旋階段よりは大きいですが、すれ違うのはやっと。庭園に行くにはこのルートしかありません。


赤ちゃんを抱っこして登るママさんは足元に気をつけてくださいね。


登っていくと、ラピュタのなかに迷い込んだみたいな庭園があります。

ロボット兵がいます。この前で記念写真を撮る人が多いですね。2組ほど並んでいました。


ムスメが怖がるかな?と思いましたが、大丈夫でした。

細い小道をとおりぬけると、もうひとつの庭へ。


そして、こんなものが!


ぜひ、読めるかどうか確かめてください。

この庭園は、天候が悪いと閉鎖されることもあるそう。

ジブリを知らない子が楽しめるか?

「知らなくちゃ楽しめないよね」と思いまして、ジブリ映画を少しずつ見せていました。

となりのトトロ
崖の上のポニョ
千と千尋の神隠し
平成狸合戦ぽんぽこ
魔女の宅急便

(けっこう観せたなぁ…)

でも行ってみて思ったのは、ネコバスが出てくる『となりのトトロ』さえ見ておけば大丈夫そう、ということ。

映画のキャラクター達はあっちこっちで顔をのぞかせますが、メインという感じはありません。

キャラクターがわからなくても隠し扉の向こうに人形が隠れていれば面白いし、螺旋階段をぐるぐる登るのは楽しいし、ネコバスで思いっきり遊べるし…

大人も楽しみながら、子供も楽しめる、といった様子でしょうか。

建物のなかを冒険してみよう

2階へと続く螺旋階段は、人がやっとひとり通れるくらいの狭さ。身長170センチぐらいでギリギリかもしれません。上り専用ですので、地下1階からしか入れません。

美術館は吹き抜けになっています。2階の両端をつなぐ廊下が、空中をまるで橋のように横断しています。高所恐怖症のひとはちょっぴり怖いかも。でもここを渡らなくても全部を見ることはできます。

ちょっと小さな入り口の先に、もっと小さな入り口があって、その先に小椅子が置かれていたり、

張出し窓の雰囲気が味わえるような突き出したスペースがあったり、

随所に遊びがちりばめられています。


エレベーターもありますので、階段をのぼるのが大変な方、車椅子のかたでも大丈夫。

あちこちに一休みできるベンチや座り心地のよい椅子(一人用ソファ)などが設けられているので、疲れたな、という時にはすぐに休憩できました。


10時から15時まで、約5時間滞在しましたが、それでも、まだちょっと未練が残るくらい。

チケットが前売り制で入場人数に限りがあるせいか、ここ混雑してる、と思った場所でも、あとでもう一度行ってみると人がまったくいなかったり、ということがありました。

美術館の外

すぐ近くにはカフェがずらーり

公園を出て、吉祥寺駅へ向かう道沿いにはカフェがいっぱい。


どこかのカフェでお昼を食べるのも良さそうです。(ただし、ジブリ美術館は再入園できませんのでご注意ください)

井の頭公園

他のブログではジブリ美術館は2時間見たら充分、みたいなコメントがあったので、

時間があまったら井の頭公園であそぼう!と思っていました。

しかし、美術館が楽しすぎて、そんな時間はなかった…。

時間がある場合には、公園にも足を運んでみてください。

メリーゴーランドやミニ新幹線などの乗り物が楽しめる「スポーツランド」、スワンボート・サイクルボートなどがレンタルできる「ボート場」もあります。

井の頭恩賜公園 園内マップ
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/map044.html


紹介したスポットの詳細はこちら

三鷹の森ジブリ美術館(公式サイト)
http://www.ghibli-museum.jp/top.html

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