学資保険の受取額を多くするためのポイント6つ

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同じ会社の同じ保険であっても、コースの選び方、満期の選び方、特約の有無、支払期間などによって受け取る金額は変わってきます。

どういうふうにしたら、もらえるお金が増える?

そこをとことん追求して、学資保険を契約しました!

前回は学資保険のコース選びについて記事にしました。

参考 学資保険のコースによって返戻率が違う。お金が増えるのはどれ?

そして今回。

学資保険の受取額が高くなるポイントは、さらに6つあると思います。
  • ママを契約者にする
  • 保険料を払う期間は短く
  • まとめて支払う
  • 全期前納という手も…
  • 支払方法を選ぶ
  • 早めに加入する
郵便局(かんぽ生命)の学資保険「はじめのかんぽ」を例にして説明します。

素人が調べたものなので、内容に間違いがあるかもしれません。契約する際には御自身で確認をお願いします。申し訳ありませんが、当方では責任を負いかねますm(_ _)m

ママを契約者にする

女性のほうが平均寿命が長いからでしょうか。契約者をママにすると、パパよりも少しお得になります。

小・中・高+大学入学時に受け取るコース

契約者30歳、被保険者(こども)0歳の戻り率
  • 女性 102.3%
  • 男性 102.0%

ただし、死亡したときの払込免除の対象は契約者のみなので、ご注意を。

保険料を払う期間は短く

それぞれのコースで、保険料を払い込む期間(保険料払込期間)を選べます。「はじめのかんぽ」の場合は、12歳・17歳もしくは18歳です。

保険料払込期間が短いほうが、返戻率はよくなります。

大学入学時に受け取るコース(18歳満期)

男性30歳 子ども0歳 学資金300万円 基本契約

12歳までに払う
109.1%(払込合計2,747,520円)

18歳までに払う
103.8%(払込合計2,890,080円)

同じ300万円を受け取るにしても、12歳までに毎月支払う場合には返戻率109.1%ですが、満期の18歳まで支払い続ける場合には返戻率103.8%になるのです。

金額にすると14万円もの差が出ます。

ただし、契約者が死亡した場合の払い込み免除は「支払いをしている期間のみ」ですから、12歳払込を選ぶと、その後に契約者が死亡した場合は免除を受けられません。

所得控除を受ける場合にも注意が必要です。払込をした年が対象になるので、12歳で払い込み終了すると、その後は控除を受けられません。

まとめて支払う

支払期間を18年間にしたとします。毎月支払いを続けていくのと、3か月分・6か月分・1年分と支払っていくのでは、戻り率が変わってくるのです。

大学入学時に受け取るコース(18歳満期)

男性30歳 子ども0歳 学資金300万円 基本契約 ※口座払込み

毎月支払
103.8%(払込合計2,890,080円)

3か月分支払 
104.5%(払込合計2,870,784円)

6か月分支払
104.6%(払込合計2,865,996円)

1年分支払 
104.7%(払込合計2,863,584円)

毎月払いで契約したとしても、まとめて支払うように途中変更できるそうです。

余裕がある時には、半年払い・年払いするといいですね。

全期前納という手も…

前項「まとめて支払う」の究極パターンです。全額を前払いします。

これは契約時にしか選ぶことができません。

大学入学時に受け取るコース(18歳満期)

男性30歳 子ども0歳 学資金300万円 基本契約

毎月支払
103.8%(払込合計2,890,080円)

全期前納
111.5%(払込合計2,688,982円)

びっくりするくらい、戻り率が違いますね。

保険会社が学資金xx万円に相当する額を預かって、学資保険として1か月分ずつ消費していくのが「全期前納」です。

一括払いと何が違うのか?と思いますが、次のメリット・デメリットがあります。

一括払いのメリット

  • 全期前納よりも戻り率がよい

一括払いのデメリット

  • 契約者が死亡した場合の支払い免除が無くなる
  • 年末調整(確定申告)での控除が1年間しか受けられない

全期前納のメリット

  • 契約者が死亡した場合の支払い免除あり
  • 年末調整(確定申告)での控除が払込期間中受けられる

全期前納のデメリット

  • 一括払いよりも戻り率が低くなる

一括払いの選択肢がない学資保険もあります。(「一括払い」と説明されたりしますが、よくよく聞いてみると「全期前納」のことだったりします)

全期前納と一括払いは、契約時にはその違いを実感しにくいので、注意が必要です。

支払方法を選ぶ

かんぽ生命の場合、郵便局の窓口で支払うことができますが、口座払いのほうが戻り率が良いです。

大学入学時に受け取るコース(18歳満期)

男性30歳 子ども0歳 学資金300万円 基本契約 ※3か月分支払

  • 口座払込 104.5%(払込合計2,870,784円)
  • 窓口払込 103.8%(払込合計2,890,008円)

104.5%と103.8%です。窓口払いを続けると、損してしまいますね。

クレジットカード支払いを選べる保険会社もあります。ポイント狙いで支払いに使うカードを選ぶのもアリですね。

早めに加入する

子ども(被保険者)が小さいうちに、親(契約者)は若いうちに契約したほうが、戻り率は高いです。

全期間払込学資祝金付18歳満期 契約者30歳男性

  • 加入年齢0才 戻り率102.0%
  • 加入年齢1才 戻り率101.4%
  • 加入年齢2才 戻り率100.9%
保険の年齢は加入年齢というもので、実年齢とは違います。

子どもの加入年齢

これがくせもの。3月31日生まれの赤ちゃんが、4月2日には実年齢+1歳になってしまうんです。

出生の日の直前の4月2日(4月2日に出生された場合はその日)に出生されたものとして計算し1年未満の端数は切り捨てます。加入年齢|かんぽ生命

参考 学資保険は3月までに入ったほうがいい理由。値上がり予定がなくても…

出産予定日の140日前から加入できる「出産前加入制度」もあります。

親(契約者)の加入年齢

子どもの加入年齢とは、また考え方が違います。誕生月の6か月後に加入すると、実年齢+1歳になります。

出生の月から契約日の属する月まで月をもって計算し、1年未満の端数については6か月以下は切り捨て、6か月を超えるものは切り上げます。加入年齢|かんぽ生命

早見表

  •  1月生まれ → 7月になると+1歳
  •  2月生まれ → 8月になると+1歳
  •  3月生まれ → 9月になると+1歳
  •  4月生まれ → 10月になると+1歳
  •  5月生まれ → 11月になると+1歳
  •  6月生まれ → 12月になると+1歳
  •  7月生まれ → 1月になると+1歳
  •  8月生まれ → 2月になると+1歳
  •  9月生まれ → 3月になると+1歳
  • 10月生まれ → 4月になると+1歳
  • 11月生まれ → 5月になると+1歳
  • 12月生まれ → 6月になると+1歳

考え方はシンプル

ごちゃごちゃしていて、よくわからない!と放り出したくなりますね。

でも受け取る額が多くなる理由は単純なものです。

保険会社にお金を預けている期間が長いほど、戻り率が高くなるのです。

それはなぜか?

銀行の普通貯金にお金を預けておくと利子がつきます。預けている期間が長いほど利子は増えていきますね。

学資保険もそれと同じなのです。

ちなみに、100万円の契約でも300万円の契約でも、戻り率は変わりません。

最後に

書きたいことがたくさんあって追いつかない…!

次は、年末調整(確定申告)の控除がどのくらいか、特約はどうするか、私自身はどういう契約内容にしたのか、などを書きたいと思います。

学資保険には入ったほうがいいか?

簡単には答えが出ません。

何に備えて、どういう契約内容にするか、家庭ごとに違うからです。

契約内容によっては「学資保険に加入しなければよかった!」と後悔する可能性もあります。

私としては、目減りするなら学資保険の必要はない、と考えたので、受取額を多くするためのポイントをまとめてみました。

参考になれば幸いです。

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