返戻率(へんれいりつ)とは、支払った保険金の全額に対して、もらえるお金はどれくらいの割合なのか?を数値で表したものです。戻り率とも呼びます。
返戻率=金利ではありませんので注意!
計算式 受け取る学資金の合計金額 ÷ 支払う保険料の合計金額 × 100
100%未満の場合
受け取れるお金が、払い込んだ金額より少なくなっています。元本割れと言います。100%超の場合
払い込んだお金が増えています。数値が大きければ大きいほど、戻ってくるお金の割合が増えます。ポイント
返戻率の大きいほうが、最終的にもらえるお金が多いのです。契約内容によって返戻率は変わります。ぜひチェックしましょう。
具体例
返戻率(戻り率)110%の学資保険を、学資金300万円で契約しました。300万円が、お祝い金+満期金など、保険会社から受け取る総額です。
いくら支払うことになるのでしょうか?
戻り率は四捨五入されていることが多いので、誤差が生じますが、次の式で、おおよその金額が求められます。
計算式 計算式 支払総額(万円)=学資金÷返戻率(戻り率)×100
計算してみます。
学資金300(万円)÷返戻率110(%)×100=272.7272727272727...(万円)
学資保険として預けるお金の総額は、約272万7200円です。
272万円 → 300万円
積み立てた272万円は、返戻率110%の場合、学資金300万円として受け取れるのです。
約1割増えていますね。
「●●%OFF」で考えてみる
セールなどでよく見かける「10%オフ」などの値引き文字。これなら身近でわかりやすいですよね。返戻率にも当てはめてみます。
返戻率110% → 10%OFF
「300万円の学資金が10%OFFされて、約270万円で購入できる」と考えれば、わかりやすくありませんか?
金額にずれが出るのはご愛嬌~(^^;;)
「返戻率-100」すればOKです。
返戻率103.8% → 3.8%OFF
となります。